病院へと向かうドキドキの一瞬

妊娠が発覚したのは1年間の日本での生活が終わり、ニューヨークへ戻ってきた一週間後のことでした。

モジャ(旦那)のVISAの関係で私にも就労する権利があり、就活してバリバリ働いてニューヨーカーになるぞ!と意気揚々と乗り込んできた矢先の出来事で正直一瞬戸惑いました。

色々考えモジャとも話し合った結果、里帰りはせずにNYで出産しようと決めました。

なぜ私たちが手助けの少ない、金銭的にも厳しいNYでの出産を選んだのか、そしてその選択のメリット・デメリットをシェアしようと思います。

海外でなくても嫁ぎ先で産むのか実家に帰るのか悩んでいる人も多いでしょう。

そんな時に参考のひとつにしてもらえたらと思います。

まず、最初に結論から

産後3ヶ月が経った今思うことは・・・

里帰りせず、頑張ってよかった!

 

もちろん大変だったし、不安だらけでした。

日本にいる家族に生まれたばかりのほやほやなポコを見せられなかったことも非常に残念でした。

でもそれらを差し置いても私はNYでの出産に踏み切ってよかったと思えています。

 

里帰りしなかったから得られたメリット

パパが立会い出産、生後すぐの我が子を抱ける

正直言うとこの理由が最後まで諦めきれず里帰りを諦めたような気がします。

赤ちゃんがお腹に命を宿してから10ヶ月間ママは常に一緒にいます。この妊娠期間中、お腹のことを意識しない日は1日たりとも無いでしょう。

 

ですがパパはどうでしょうか。

奥さんがつわりで苦しんでいても、お腹が目に見えて大きくなっていってもママと同じレベルでお腹の子の事を意識できるパパはそんなに多く無いように思います。

すごい形相で陣痛・分娩に立ち向かうママを見て、もしくは、ほやほやふにゃふにゃな我が子を見てやっと実感するのではないでしょうか。

 

新米ママの葛藤を間近で見れる → 新米パパになれる

日本国内の里帰りなら週末などで会いにこれるし立ち会い出産もできるかも知れない。

でも日本⇄NYではそう言うわけにはいきません。

何ヶ月も会えないまま新生児の時期は終わり、その間にママの子育てスキルも上がっていきます。

毎日ミルクをあげオムツを替えお風呂に入れていれば、我が子のスペシャリストになるにはそう長い時間はかからないでしょう。

 

そしてその状態でパパとの生活が始まる。

パパはその瞬間からやっとパパです。そしてめちゃめちゃ新米です。

見てないやってないから出来ないパパと必死に奮闘してきたママの圧倒的なスキルの差が生まれてしまうのです。そうなると必然的に育児はママがやるもの、という図式が出来上がってしまう気がします。

 

産後の癒えていない身体を引きずりながらも我が子のために24時間体制で臨むママを見るというのはパパとしては勿論、旦那としても必要な経験だと私は思います。

そして共に寝不足になり、不安を共有しスーパーパパ&ママになれるのが理想論ですが理想です。

幸せな苦労を一緒に分かち合える → 老後に笑えるネタが増える

里帰りならどんなにか楽だろう、と何度も思いました。

それは勿論各家庭によって違うと思いますが、我が家に限っては家族も多く、田舎なので車もあるし、病院への移動や毎日の食事などの心配をすることもありません。

ただ子供のことだけに没頭できるのだろう、と。

 

ですが、私は楽できるけどそれは同時に旦那も楽だという事です。

 

子育ては夫婦でしたい、という思いが強かったから大変でも一緒に乗り越えよう・・というよりはむしろ大変でいいからあー!あの時期は超寝不足でバタバタだったねー!!という経験を一緒にしたい、と思っていました。

夫婦は家族の中で唯一血の繋がりがないからそういった経験や共有の積み重ねで絆を強くしていくんじゃないかなぁと私は思います。

意外と重要?子育てに干渉されない

今回は里帰りしていないのでわかりませんが、実家に何ヶ月かいるって結構きついのかも、、と思いました。

私自身が納得しないと動けないタイプの人間なので根拠のないアドバイスを実践する事が出来ません。

安定期に日本へ一時期帰国していたのですが、通っていたのが体重制限を徹底している産婦人科で7kg増までと言われていました。その一辺倒な制限が全然納得出来ず、なぜ身長や体格も違う妊婦が数字だけで判断されなければいけないのだろうと不思議で、検診毎にそれしか言わない先生に不信感すら覚えました。

 

実の親だから気心は知れていますがただでさえナイーブになりがちな妊娠中、周りからの一言が意外と重かったりします。私の親が子育てしていた時から単純に30年という月日が流れ、医療も進歩し新たな考え方も沢山出てきています。アメリカと日本でも考え方の相違がかなりあります。

 

正直なところ日本で言われている制限の多い生活は大部分が根拠のない、昔からの習わしのような部分が多いと感じています。真面目な日本人だから乗り切れているけれどちょっと離れたところから見るとなんだか窮屈そうでHappyじゃないな、なんて思いました。日米の違いについては別記事で詳しく書きたいと思います。

 

里帰り出産しなかった事のデメリット

全て自分たちでやらなければいけない

当たり前のことなのですが、里帰りしないと言うことは退院してきたその日から新生児を抱えこれまでの家事を全てやらなければいけないということです。幸い私たちの場合は実の弟が二週間応援に来てくれたためその期間は掃除洗濯食事の準備から片付けまで全てやってもらいました。言葉に言い尽くせないくらいありがたかったです。

 

ただ、もしこれが日本だったら里帰りしなくても、家族が応援に来てくれなくても大丈夫かも、とも思いました。

ニューヨークは部屋に洗濯機がない家が多く、私たちもランドリーへ行っています。また、コンビニやスーパーでお弁当やお惣菜がいつでも手に入るということもありません。もちろん食べ物は売ってるのですが、、メキシコ料理やインドカレーなど産後の身体にはちょっときついものばかりで。。

それでも何もかもが初めての子育てをパパが仕事の間、産後の痛いところだらけの体で一人で乗り切るのはかなりキツイのでパパも有休なり産休なりが取って休めるといいのですが、ね。

休めない場合はいかなる手を使っても(ネットスーパーやお弁当配達の手配。洗濯は週末にパパが。)子育てに専念出来る環境を妊娠中から作っておきましょう。日本なら確実に可能だと思うので・・・うらやましい!

困っても何が正解で何が不正解かがわからない

新生児なんてこれまでご対面したことなかったし、どうやって抱っこするのか、おっぱいをあげるのか、沐浴させるのか、全然わかりませんでした。これはアメリカの入院期間が短いからかもしれません。もし退院まで一週間あれば教えてもらえるだろうし、むしろそのくらいになれば慣れていると思います。

こちらの入院期間は私とポコの検査や手続きに終われ、看護婦さんに聞けばもちろん教えてはもらえますが何がわからないかがたったの二日じゃわからない。

 

周りに子育てをした大人がいれば聞けただろうしやってみせてもらえただろうけどそれが出来なかったから、

【新生児・抱っこ・方法】とか

【新生児・授乳・抱き方】とか夜な夜な検索してました。

 

でも、画像とか動画じゃやっぱ微妙なところがわからないんですよね・・・

ちょっと抱っこしててもらう・・・が一切できない

今は少し泣いていても待っててもらう、ということが出来る精神力がつきました。

ですが産んですぐは泣いている赤ちゃんをそのままにしておくということが全くできませんでした。

トイレに行くにもドキドキしてたし、お風呂はモジャが帰って来てからか熟睡してるのを確認して速攻浴びてました。

最初の一ヶ月が過ぎた頃からはそれぞれの子のペースがわかってくるだろうしママ自体も子供の扱いになれてきているので、新生児の期間だけでも一瞬預けられる"誰か"がいてくれるだけで心的負担はかなり楽になるのでは、と思いました。

 

メリット・デメリットそれぞれあるけれど・・・

周りがどうこうではなく、自分が納得出来る方を選ぼう

妊娠・出産とは”お腹が大きくなり、そして赤ちゃんが出てくる”という万人が共通の道を通りますが、全ての人が全く違う経験をします。夫婦や家族によって最善の方法は違います。

その中で一番大切なことは、自分の気持ちを最優先に考えることだと私は思います。

お母さんがストレスや不安を極力抱えず赤ちゃんを笑顔で迎えられることが何より大事なことだと思うからです。

どちらを選んでも旦那に思いきって甘えてみよう

私は部屋の片付けが出来ない時、ご飯が間に合わない時、夜中にポコが起きて泣いてしまった時、申し訳ないと思いながらも『仕方がない、これが大変を承知で二人で選んだ生活だから。』と思うようにしていました。

幸いなことにモジャは全面的に理解してくれていましたが、そうではない場合もママだけが抱え込むことを産後すぐやってしまうとこの先の長い子育てをずっと一人で抱え込まなければならなくなる気がしてなりません。

まだほやほやで可愛くパパのテンションも高いうちに子育てという夫婦の大きな挑戦に協力し合える意識づくりをしていけたら最高だと思います。

 

長々と里帰りのメリットデメリットを並べましたが、正解や不正解はありません。

出産・子育てというBIGイベントはお母さんだけの責任ではなく夫婦揃って乗り越えるものなんだ、ということをまずはお母さん自身が意識することが大切だと思います。

納得いくまで考えて、決断したら腹をくくって大変でも笑顔でいられるように心がける。それが一番だと思います。

 

お試しアドセンス
こんな話題も